時間の質量

ぐーたらして過ごす一日は、なんて短いんでしょう。毎日ぐーたらしてる人は、あんまり短くは感じないのかもしれませんが。
先日、風の噂で小学校の時の親友が、今話題のニートになってしまったということを聞きました。成績も良く、当時から将来は有望と思われていた彼は、俺と同じく大学受験に失敗したのですが、そのショックからなのか、予備校に行こうともせず、かといって就職もせずに無気力な毎日を過ごしているそうです。
あの彼がニートになるなんて…という複雑な気持ちとともに、彼本人は今どんな気持ちでいるんだろうと思わずにはいられません。
一方は時間に追われながらも毎日の時間をめいいっぱい使うことで一日を「短い」と感じ、一方は自分の気の赴くままに時間を消費しながら毎日の時間のほとんどを無為に過ごすことで一日を「長く」感じる。
一体、どちらが幸せな時間の使い方なんだろう。